キャリアコンサルタント 資格試験 学習記録
ティードマンの意思決定
自我形成過程における認知発達と意思決定のプロセスを研究 アイデンティティが発達形成され明確になるにしたがって、キャリアに関する意思決定もより可能になる。個人のアイデンティティを理解するにはその人の「過去の経験」と「将来の目標」について明らかにし、この二つの要素を統合する必要がある。 意思決定の要素は 区別化:他とは異なる個別の特性 統合化:社会からの要求に合わせ適用しようとすること 意思決定プロセス 予期の段階 探索:多くの選択肢を探す 結晶化:選択肢を絞り込み、目標を明確化する 選択:絞られた複数の選択肢の中から自分の目標に最も合ったものを選択する 明確化:選択肢をより具体化、明確化する 実行の段階 導入:目標実現のために、行動を始める 変革:新しい知識、問題解決方法を身につける 統合:目標の実現
クランボルツの意思決定
社会学習理論の4つのアプローチにおける、過去の学習経験によって課題アプローチスキルが異なるとし、学習経験のありようを重視した。(明確→計画→検討→評価→予測→除外→行動) 1.問題の明確化:問題はなにか、 2.計画を立てる:問題解決の計画を立て、時間的枠組みを設定し、解決のおおよその最終期限を決める 3.可能な選択肢を検討:選択の方向、選択肢、行動の方向についての情報収集、主要な選択肢の選定 4.クライエントの評価:スキル・知識・経験等の評価、価値観の明確化優先順位やニーズのリスト作成 5.予測結果の検討:各選択肢についての予測結果、利益、損失、リスクを検討考慮 6.選択肢の体系化と除外:選択肢がどんな価値を生み出すかを予測評価、比較検討、利益の低いものを除外 7.行動:選択肢にもとづき実際に具体的な行動計画をたてて実行する
ジェラットの意思決定 未来志向の創造的カウンセリング 全脳型アプローチ
個人がある方向へ向かって行動を明確化するために、情報を整理し、活用するものである 基本要件 決定を行う個人が存在していること 情報に基づく2つ以上の選択肢の中から選択して行動する 1.予測システム:行動と結果の予測、客観的な自己評価と選択肢がマッチングするかを予測 2.評価システム:予測される結果が自分にとってどれくらい望ましいかを評価する 3.決定システム:評価基準に当てはめ目的に合うものを選択する 肯定的不確実性 不確実なキャリアの未来に対しても肯定的に認知し、ありのままを受容することの重要性 「心の目」(認知構造):それぞれのキャリアの未来は、個人が未来をいかにとらえるかにかかっている 人々が生涯成長、発達し続けること、そのためにたゆまず学習し続けることに未来への最大の戦略がある 全脳型アプローチ(右脳左脳型を統合) 左脳型アプローチ:テスト・情報分析(理論的) 右脳型アプローチ:創造・空想・夢・感性・直感
意思決定プロセス
意思決定の体系的・段階的プロセス(目標・情報収集・明確化・評価・最終選択・行動・結果検討) 1.明確な目標を設定する 2.情報の収集を行う 3.選択肢の明確化を行う 4.選択の根拠を評価する 5.選択肢の中から最終選択する 6.実行・行動に移す 7.決定と結果の検討を行う キャリア計画と意思決定のプロセス 1.意思決定の必要性:クライエントの状況確認、すぐに意思決定のプロセスに入らない 2.自己概念の明確化:アセスメント・自己分析で明確化(興味・関心・能力・価値観) 3.職業・職務を特定:2つ以上リストアップ 4.情報の収集:比較検討し、選択肢の優先順序を決める 5.選択:仮の決定でよい、選択が困難な場合(環境・給与・安定など)項目を付け比較 6.教育・訓練の支援:訓練・学校の紹介等 7.求職活動の支援:具体的な就職活動支援
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