キャリアコンサルタント 資格試験 学習記録
キャリアカウンセリングの進め方
1.ラポールの構築:信頼関係構築のため共感的な聴き手となる。理解する姿勢・態度を大切にする 2.キャリア情報の収集:履歴・資格・人生観・ニーズ・環境・強み・阻害要因等 3.アセスメント:自己分析・自己理解、アセスメントメントツール・ワークシート 4.目標設定:問題の解決として望ましい最終結果、達成基準設定 5.課題の特定:目標達成に向けた様々なアプローチ法を見つけるサポート、情報提供 6.行動計画:4要素(なにを・いつまでに・どれくらい・どのように) 7.フォローアップ:
キャリア情報
学歴・職歴・経験・知識・スキル・資格 将来キャリアに関する興味・関心のある分野・職業・職務、優先順序・価値観・人生観・ニーズ・強み 家族状況・阻害要因
アセスメント
統計手法によって信頼性・妥当性が高く客観的な科学的方法による測定を行う。性格・適性・スキル・分野別能力などを測ることができる アセスメントの4つの目的 (予測・判別・モニ・評価) 1.予測:仕事上のスキルや興味・価値観を知り、それをどうキャリアに調和させるか 2.判別:クライアントの能力・スキルと関連業種で必要とされる能力・スキルを比較 3.モニタリング:特定種類での職業・職務を選択する準備ができているかどうか 4.評価:アセスメント結果の解釈、目標達成の評価
フォーマルアセスメント
測定要素:性格・興味・関心・価値観・基礎能力・各種能力・スキル・コンピテンシー 種類(知能・学力・性格・適性) 1.知能検査:ビネー式知能検査・ウェクスラー知能検査 2.学力検査:学力偏差値 3.性格検査:YG性格検査・MMPI・MBTI・作業検査法(内田・クレペリン精神作業検査) 4.適性検査:適職診断検査・一般職業適性検査・職業興味検査
MBTI:「心の機能と態度」の側面から見る四指標Myers-Briggs Type Indicator
感覚か直感か:ものの見方 Sensing Intuition 思考か感情か:判断の方法 Thinking Feeling 外向か内向か:興味関心の方向 Extroversion Introversion 判断的態度か知覚的態度か:外界への接し方 Judgment Perception
適性検査
適職診断検査(CPS-J) Career Planning Survey - Japanese version 一般職業適性検査(GATB) General Aptitude Test Battery 職業興味検査(VPI):大学生に標準化、REASEC Vocational Preference Inventory
インフォーマルアセスメント
チェックリスト法: 特徴(性格・行動・強み・スキル・能力・価値観等)をリスト化しクライエントに格闘するものを選択、なぜそれを選んだかを尋ねることによって自己理解を促す カードソート法: 価値(収入・時間・挑戦・創造性等)をカードに書き重要度に従って順位を付けさせることによって価値分析を行い、クライエントの価値基準を明確化する 選択の強制: グループ・カウンセリングで行う、二者択一で必ずどちらかを選ばせ、選択理由を話し合い自己理解を促す
コンピュータよるアセスメント(CACG)Computer Assisted Career Guidance
基本要素:評価・探索・情報提供 CACGの目的 1.意思決定能力や職業選択能力を高める 2.職業に対する理解を深める 3.興味・関心・価値観・能力等に関する自己理解を深める DISCOVERSIGN-PLUSPROSPECTCHOICES
目標設定 問題の解決として望ましい「最終的結果」
基本ステップ 1.目標設定:達成目標の明確化 2.課題特定:問題解決のための選択肢を情報収集、整理・検討 3.行動計画:具体的な行動計画と戦略 目標設定時の5つの条件 1.現実的目標であること:環境・経済・能力・時間等の検討 2.理解できること: 3.予測可能であること: 4.行動計画が立てられること: 5.合意が得られること:相手先や周囲の環境
効果的な面接法
1.机を挟んで斜め正面か、互いに90度の位置関係に座る 2.ゆったりと椅子にあまり深く腰をかけず、クライアントの方にやや身を乗り出すような姿勢 3.クライエントが話している時には、温かく相手を受け入れるような雰囲気で、視線を向ける 4.表情を観察しながらクライエントの話を聴く 5.柔和で温かく豊かな表情を心がける 6.クライエントの話を聞きながら、うなずいたり、あいづちをうちながら聴く 7.共感し、共感的な言葉を返す 8.相手に賛同したり、認めたり、是認をし支持する 9.話の要点を繰り返し反射、伝え返しをおこなう 10.相手の言葉をそのままではなく、正しい文章と適切な表現で要約し明確化する 11.オープン質問とクローズド質問を上手に使いカウンセリングをリード 12.クライエントの沈黙は重視し、再び話し始めるまで待つ 13.コンフロンテーション:クライエントの言動、感情、思考等に矛盾や不一致、曖昧、弁解、誤解それによる葛藤があれば率直に指摘する。クライエントが状況を客観的、現実的に捉え理解し課題や問題を理解できるようになるための技法
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