伊豆・沖縄・ダイビングの想いで
海外のダイビングポイントに出かける
海外のダイビングポイントに出かけることは非常に少ないのですが、僕もパラオには行った事があります。有名なところですからね。まず魚の数はやっぱりスゴイですね。 それに種類も豊富です。ドロップオフが多くカスミチョウチョウウオがたくさんいるのですが、初めは感動してもすぐに飽きちゃいましたね。 もうゴミのようにたくさんただよっている感じと言うか・・・、それに沖縄では穴の中を覗いて見つけることが多いネムリブカが中層をガンガン泳いでいたり、同じ魚でもなんかスタイルがぜんぜん違う感じです。 はっきり言って魚の大きさ多さは沖縄の負けですが、沖縄の海が負けていない点は透明度の良さとバリエーションの多さですね。狭い海域なのですが、広い砂地からドロップオフまで同じ海とは思えないほどの違いがあるんです。この2点ではパラオに負けてないと思いますよ。
沖縄の海にはサメがたくさんいます
沖縄の海にはサメがたくさんいます。もしサメを見たいと思ったら、リクエストを受けて見せてくれるショップも多くあると思います。 もちろんダイビングで見ることができるサメはそのほとんどが、ネムリブカというサメで、名前の通り穴の中で寝ていることが多いサメです。とてもおとなしいサメで人を襲うようなことはありませんが、穴の中をそっと覗くとギロっとこちらをにらむ顔は、まさにサメそのものです。 でも怖い生き物ではないのです。ですから泳いでいる姿を見ることは比較的稀です。ポイントによってはたまに見ることもあるのですが、中層を泳ぐ姿はやはりちょっと怖い感じもありますね。穴を覗きこんで「いたいた」なんて時はそれでいいのですが、穴の中で何か嫌なことがあったのか穴を飛び出してくることもあるんです。偶然その瞬間に鉢合わせて、ビックリ。驚いたのは向こうも同じで大慌て、その瞬間に触れたサメの肌はまさにさめ肌でした。
海の生き物も本当にたくさんの種類があって
海の生き物も本当にたくさんの種類があって、図鑑を見ていても驚くほどですよね。ウミウシひとつ取っても1冊の図鑑があるくらいですから、その種類は大変なものです。 ガイドをする時はある程度生き物の名前を知らないと仕事にならないので、僕もかなり一生懸命覚えたものです。しかし、同じイントラでも、生き物がすごく好きな人とそうでない人がいます。むちゃくちゃ海が好きで、バリバリのガイドなのに、ほとんど魚には興味がない、ましてウミウシなんてどうでもいいやって人もいますね。 もちろんガイドのために名前やなんかはよく知っているのですが、別に興味はないのです。そういったタイプは地形が好きだったり、洞窟が好きだったり、することが多いかな。逆に好きなガイドはかなりはまっています。そんなガイド達は図鑑の生き物はたいがい知っていますから、図鑑にない生き物を見つけると喜びますね。なにせ沖縄には、まだ図鑑にない生き物がかなりたくさんいるようなので新発見も十分可能なのです。
海開きがありました
海開きがありました。といっても沖縄本島ではまだ海水浴ができる状況ではないですね。だいたい2月3月は天気が悪いことが多いし、気温や水温が上がる6月くらいにならいなと海水浴は無理ですね。 ダイビングはスーツを着るので1年中できますが、水温は低いのでファンダイバーはドライスーツがいいです。もっともガイドは動きが激しいのでドライを着る人は少ないです。 僕も一時期ドライを使っていたのですが、へたってきたドライで動き回り水没するとそりゃ大変です。流れの強いところではどうしても力が入るので腕からガンガン入って、ドライを脱いだ瞬間ザバーっと水がなんてこともありました。 寒さも格別です。やっぱり6.5mmのウェットが主流ですね。そういえばあるガイドは、靴下を忘れて、素足でドライを着たのですが、上がったら足が抜けなくて大騒ぎをしていたのを見たことがあります。こんなのはマズイですよね。
沖縄にもよく北海道からのダイバーが
沖縄の海になれてしまうと、水温の低い水に入るのはちょっと抵抗を感じます。伊豆なんかだと冬は15度以下になることもありますよね。このへんでもちょっと考えてしまいますが、北海道では10度以下ですよね。冬は0度前後なんてこともあるとか。ちょっと冗談ではないですね。それでも北に住むダイバーは楽しく潜っているようなので驚きです。 沖縄にもよく北海道からのダイバーが来るのですが、冬場の寒い海で僕達が震えながら潜っている時にも元気なものです。低い水温になれているダイバーにとって20度はかなり暖かいらしいのです。ダイバーでなくて、スノーケリングをするゲストもいるのですが、水面で移動するスノーケリングは潜るより寒い場合が多いのですが、北海道からのゲストはやっぱり元気です。 同じ人間なので、絶えられる水温はそう違わないはずなのですが、環境によってかなり対応できるものなのですね。人間もすごいものです。
クジラ達は北へ帰っていきます
4月です。沖縄も温かくなりましたね。夏が待ち遠しいです。クジラ達はそろそろ北へ帰っていきます。今年もたくさん来てくれました。 今でこそこうやって見ることのできるクジラも1960年ころに沖縄では絶滅と言われていたようです。それが1990年にはチラホラと現れるようになったのです。 沖縄でホエールウォッチングが盛んになってきたのはこの数年ですから、「絶滅」から40年以上の時を経てこうなったのですね。一言で40年といっても大変な年月です。クジラは復活してくれたから良かったのですが、40年前の沖縄の海と今の海ではかなり違うでしょう。 僕がはじめて沖縄の海に入ったのが15年以上前で、それでも今とは雲泥の差があったのです。それでも今でも沖縄の海は世界一綺麗な海なのです。この海もまた、復活して欲しいものだと望むばかりです。
画面にはホオジロの怖い顔が
サメの話。ホオジロザメっていますよねあのJAWSの映画にでてくるヤツです。以前にも那覇の港で発見された話を書きましたが、実際ダイビング中にホオジロザメに出遭うことはほとんどないでしょう。 でも絶対ということはありません。本島近辺ではありませんが、沖縄の離島でホオジロに出くわした人の話を聞いたことがあるのです。しかもビデオに撮ったと言うので、さっそく見せてもらいました。 画面は一面ブルーで、しばらく何もでてきません。しかし、しばらくするとぼんやりと黒っぽい影が、正面から現れだんだんと大きくなります。やがて画面にはホオジロの怖い顔が、どんどん大きくなっていくのです。 スゴイ迫力!画像の動きが変だなと思ったら、カメラマンが後ずさりしているんですね。やがてホオジロはクルリと首を左に振り、去っていくのですが、後ろに1mほどの小さなイソマグロがついていました。こんなのは超マレです。
ダイビング器材って高いですよね
ダイバーなら当然知っていると思いますが、ダイビング器材って高いですよね。BCDなんてビックリするような値段です。はじめて買ったダイビング器材は全部で20万くらいだったかな。 お金のかかる遊びなのでやっぱりなかなかできないし、器材はより長く使いたいですよね。初めの頃、ダイビングの後の器材洗いには気を使ったものです。特にレギは洗い方を間違えると中に水が入ってすぐにダメにしてしまいます。 それでもしばらくすると洗うのが面倒になりメッシュバッグごと水槽に放り込んでジャバジャバやっておしまい、なんて雑なことをやるようになっていました。 海水さえ抜ければいいやなんて考えていたんですね。これが災いのもとです。海水の塩がそんな簡単に抜けるわけはありません。塩噛みといってネジの部分があっという間に動かなくなってしまうのです。そうなると、なかなか元にはもどりません。もちろん今はちゃんときれいに洗っています。
マダラトビエイとマダラエイ
マダラトビエイというエイがいますよね。ひし形の体で幅140cmほど、体重は50kgくらいあるようです。エイの仲間では大型になる種類ですね。 普段は、海の中層から上層を泳いでいるエイです。エイといえばなんといっても巨大なマンダが一番人気なのですが、鳥が飛ぶようにように泳いでいる姿はマダラトビエイの方がカッコイイんじゃないかな。僕は好きですね。 マダラエイと言うのもいてこっちはもっと大きいのですが、どっちかと言うと砂地に張りついていることが多いですね。マダラトビエイもエサを探す時は、海底に降りてくるんです。砂地に鼻を押しつけ好物の二枚貝などを食べます。硬い貝を殻のまま食べるようで、かなり歯が強そう。バリバリと噛み砕いて中身だけを食べるそうです。でもまだ、砂地に這いつくばったマダラトビエイは見たことないんです。まぁ、見てもあんまり楽しくはなさそうですが。
1年のうちで沖縄の海が一番良いのは
いよいよ夏がすぐそこって感じになってきました。もうすぐ梅雨に入るのですが、内地の様に梅雨の間ずっと雨続きってことは少ないんです。 1年のうちで沖縄の海が一番良いのは7月の初旬だと思うのですが、梅雨に入ったばかりの時期、沖縄本島は好天が続くことが多い感じがします。 まぁ、宮古・八重山が入梅しても、遥か300kmも南方にある島です。本島には影響なくて当然ででしょうね。それに、高い山がなく小さな島なので、雨雲もすぐに抜けていきます。だから、那覇は雨で隣の市は晴れ何てこともあるし、今日土砂降りでも明日は晴天なんてことも多いんですね。 沖縄の海は365日全部好きですが、やはり良いコンディションは最高です。中でもこれから、しばらくは、梅雨の合間の晴れの日と、台風が来る心配の少なく、一番期待が持てる期間です。楽しみ!
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