アコースティック・ソロギター(アコギソロ)に夢中、アコースティック・ソロギターでこんな曲を弾きたい!
ギターを弾き始めたのは30年以上も前、始めて手に入れたのはやはり、アコースティック・ギター(アコギ)です。一人で弾くのも好きでしたが、バンドも経験しました。しかし、この10年ほどギターに触ることもなくなっていました。昔の情熱もなくなり、忙しさに追われてギターは押入れで眠ったままでした。
しかし、近年ちょっとしたことからアコースティック・ギターに目覚め、再び弾き始めました。今、アコースティック・ソロギターに夢中です。
アコースティックのソロギターって楽しいですね。弾きはじめるとつい時の経つのも忘れてしまいます。
今はYOUTUBEがあるので、曲も豊富に探せます。このサイトは、私が弾いている曲を紹介したくて作成しました。
アコースティック・ソロギターと言ってもレベルは様々です。このサイトで取り上げる曲は、初心者にはちょっと大変かも知れません。中の下レベルかなぁ。僕と同じくらいのレベルの方の曲探しに役立てば光栄です。
Morris S92 / モーリスS92
仕様 ボディスタイル グランドオーディトリゥム / Grand Auditorium ベネチアンカッタウェイ/ Venetian 表 シダー単板 / Solid Amerian Cedar 裏/側板 マホガニー単板 / Solid Mahogany 表ブレイシング スキャロップドXXブレイシング 指板 エボニー / Ebony ネック マホガニー ナット TUSQ 裏ブレイシング Xブレイシング 指板幅(ナット部) 44.0mm ペグ GOTOH/SG381-B20GG 標準弦 GHS/LJ-30L 弦長 652mm ブリッジ エボニー / Ebony サドル TUSQ フィニッシュ シルクフラットナチュラル / Silk Flat Natural 付属ケース Hard-shell Case
Morris S92を購入!
ついに買ってしまった。Morris S92です。あまり高いギターを持っていない私なのですが、アコースティック・ギターを2年も弾いていると、どうしても音質は一番重要なポイントになりますね。 色々と試奏して、まず興味を持ったのがKヤイリでした。軽くて弾きやすく音も煌びやかで良かったのですが、カッタウェイのギターが欲しかったので、希望に合うものが見つかりませんでした。予算は10万程度ですからねぇ。 次にTakamineのカタログをみて、これならいけるかなと思い、早速楽器屋で試奏。いずれライブをなどと考えると、エレアコは悪くないですからね。しかし、弾いてみるとちょっとがっかり。やはりエレアコとして作られているギターです。Takamineにはピックアップのないギターもあるのですが、見つかりませんでした。 次に店員さんに紹介されたのがモーリス。モーリスのイメージは「初心者用」だったのですが、Sシリーズはハンドメイドのフィンガーピッキング専用モデルです。これは私むきです。 試奏をしてみると、びっくりです。高域は美しく低域も抜群ではないですか。それに通常ギターにあるべきピックガード・ポジションマーク(インレイ)・エンドピンがついてない。さらにストラップ用のピンすらありません。なんとシンプルなギター。さらに塗装も薄くピカピカ光っていません。特に弦を止めるエンドピンがないのは珍しいと言うか、始めてみましたね。あらゆる点で完璧なギターです。 その時は試奏だけで帰ったのですが、数日後購入を決断したのでした。
2008年12月30日
スルータイプのブリッジはこうなっていた
スルータイプのブリッジでエンドピンがない。初め見た時はボディ本体の裏側から(サウンド・ホールから弦を入れて)付けているのかと思ったのですが。ブリッジの下側から通すのですね。 サウンド・ホールからだったら、1本切れたとき交換が無理ですからねぇ。(笑)このシリーズでスルータイプはこの92だけと言うのも不思議ですよね。これが音質にどれくらい影響があるのか解りませんが、ピンを使うのと違い、弦の端が折れ曲がることがないのはいいことじゃないのかな。 そう言えばオベーションのギターって全部この方式だった。
塗装はシルクフラットナチュラル / Silk Flat Natural
「シルクフラットナチュラル」ってのは、絹のようで艶消しで自然な感じってとこですね。塗装が薄いとホディはよく鳴るはずです。その代わり扱いが難しくなりそうですね。ギターポリッシュとかレモンオイルとか使うべきか店員さんに聞いたら、「しばらくは使わない方がいい」と言われました。からぶきがいいそうです。薬品をつかうとシミになる可能性があるようです。 それにしてもボディの塗装は薄いです。手でさわるとザラザラした感じです。でも悪い感じではないです。普通のギターのボディは手のひらで撫で回すように触れないですよね。これがシルクのイメージだ。ネックの裏はさすがにツルツルというかスベスベって感じですね。
ヘッドのインレイは木だ
良く見て気がついたのですが、ヘッドのインレイは木です。他のモデルにはヘッドに金色やシェルの綺麗なインレイがあるのですが、S92は小さなモーリスマークだけです。これもまたシンプルでいいのですが、カタログではよくわかりませんでした。 これがマホガニーのサイドの部分と同じ柄なんですね。すごいアイデアです。地味だなぁ(笑) ペグは唯一派手なゴールドですが、ハンドル部分は艶消しの黒、渋いです。
予想以上の弾きやすさ
カタログを見た時は、ネックにバインディングがないのと、ネック幅44mmはどうかなぁ、と思っていました。私のは手が小さく指も短いので42mmがいいと思っていたし、握った感じもバインディングのある方が絶対いいと思っていたのです。 でもこれってまるで関係ないことがわかりましたね。まずバインディングはこのS92に関する限り絶対問題にならないと思います。それは他のギターと弾き比べて良く解りました。 そしてネック幅44mmは実にいいネック幅です。決して握りにくいものではありません。それはネック自体の薄さがあるからでしょう。このネックの薄さは素晴らしい!!弾きやすいとはこのことですね。ネックの付け根までほとんどその厚みが変わらないので、運指が実に快感です。ネックの裏側の塗装仕上げの良さもあると思います。 弦高はかなり低いとあるのですが、エレキギターに慣れた感覚では、「こんなもんかな・・・」なんて感じたのですが、実際に弾いて見ると9フレットでバレーコードも楽勝です。おそらく限界まで弦高は下げてあるのではないでしょうか。と言うのは1弦はピッキングが強いと、わずかにビビる感じなのです。これがこのギターの唯一の小さな不満ですね。
弦の位置が変じゃない?
ヘッドのナットを見ていて気がついたのですが、弦が6弦側にずれているのです。1弦からネックの端までと6弦からネックの端までは明らかに、1弦側の方が広いです。 カタログに載っていました。ネックから落ちやすい一弦、親指で押さえやすい6弦を考慮して少しばかりずらしているのです!!!すごい。これすごくいいですね。
ボディは小さいが、音は大きい
これを買うまで使っていたのは古いドレッドノートでした。イメージではやはりボディが大きい方が音も大きいと思っていたので、このサイズからでる音量にはまず驚きましたね。 特に低域での音量は弾いていて自分で驚くほどのふくらみ感があります。買ったばかりなのにボディの鳴りもかなりいい感じです。店員さんが「私も持っているけど、一月くらい弾くともっとよく鳴りますよ」と言っていたので楽しみですね。
軽いギターです、でもバランスが・・・
弾きやすさと音の良さに文句はないのですが、いまいちなじめないのがバランスの悪さです。ボディがあまりに軽いのでネック側が重いのです。指版も黒檀だから重そうです。 鳴りのよいギターはボディが薄くとっても軽いのですね。Kヤイリのギターもとても軽くて驚きでしたが、このs92もボディがものすごくうすいのでしょうね。軽すぎてネック側に傾くです。この軽さがこの音を出しているのはわかるのですが、重いドレッドノートから持ち替えると慣れるのに時間がかかるかなぁ。 ヘッドに付けるチューナーも重いので、弾くときははずします。カポもできるだけ軽いものを使っています。ヘッドもTakamineみたいに先のとんがったスタイルだったらもう少し軽くなるんじゃないかなぁ。
弦高がだんだん高くなってる!
購入から4ヶ月くらいですが、どうも弦高があがっている気がします。12フレットで2mm以上(フレットの上から弦の端まで)ありますね。ネックに定規をあてると明らかに5フレットあたりは浮いています。 オープンチューニングを色々と使っているのですが、そのたびにチューニングが微妙に狂うので、これはネックがそるのだろうなと思っていました。ノーマルより音を上げることはないので心配はしていなかったのですが、どうも全体的にそってきたようです。 ロッドでの調整も考えたのですが、あるサイトに弦がなければ自然に逆そり状態になるという記述を見つけたので、弦を完全に緩めて1日おいてみました。 なんと10時間程度で、逆ゾリ状態になっています。チューニングをすると、いい感じですよ。もとに戻っています。このギターはネックが極端に薄いので弦の影響をもろに受けるのでしょうね。弦はまめに緩めた方がいいかもしれません。
音のことを書いてないですね
音の良さは私が書くまでもないですね。フィンガーピッキングには最高の音だと思います。とにかくサスティンがすごい。ここまで伸びるか!!って感じです。それと低域の胴鳴りがすごい。 「いい楽器は、だれが弾いてもいい音がでる」とはかぎりません。へたくそな弾き方でいい音は出ないのです。このギターを弾いてそう思いました。上手く弾けたときは途轍もなくいい音がでるのです。ハーモニックスなんかも上手くいくとすごく綺麗な音がでますね。
このギターのルーツは、南澤大介さんでした
モーリスのSシリーズの中ではこのギターだけがちょっと異色ですね。スルータイプ・フラット塗装・木のMマーク、これは私のお気に入りなのですが、他のSシリーズにはありません。なんでだろうなと思っていたのですが・・・ これは南澤大介さんのギターだったのですね。あまり日本のギタリストに興味がなかった私ですが、南澤大介さんの「ソロギターのしらべ」は実はすごくいいのです。知らなかったなぁ(笑) 彼のS121spがこのS92のモデルなんですね。スルータイプ・インレイ・バインディングをすべて木に・艶消しフラット塗装、すべて南澤さんのアイデアだったのです。素晴らしい! 「ソロギターのしらべ」も手に入れたので、気に入った曲を練習するつもりです。
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