このサイトはロシアの友人から教えていただいたロシア語とハバロフスクに関する情報をまとめたものです。ハバロフスクは意外とよさそうなところで、感覚的にはまさしく未知の国です。綺麗な女性も多いところらしいのぜひ一度行きたいと思っているのです。
ロシア語について
ロシア語(ロシアご)はインド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派東スラヴ語群に属する言語です。ロシア連邦の公用語で、キリル文字を使用します。 ロシア連邦及び旧ソ連のベラルーシ・カザフスタン・キルギス・ウクライナ等でも、公用語にこそなっていないもののロシア系住民を中心に広く使われています。旧ソ連邦以外でも移民の多いイスラエル、ドイツ、カナダ、米国で使用されています。全世界では約3億人がロシア語を話しています。
ロシア語はキリル文字
日本人から見ればロシア語の文字は非常におもしろい形をしているように見えます。 しかしその歴史は古く、なんと東ローマからの文化なのです。文化に関してはその多くを東ローマから強い影響を受けています。宗教もその例外ではありません。 高校時代に数学、物理を学んだ経験のある人は(つまりはほとんど誰でもが)見たことのある文字、読み方などと比較すればわかりやすいであろうと思います。 ロシア語には31の文字と2つの記号が使われています。 その中のいくつかを記してみましょう。(大文字と小文字) Гг・・・日本語での近い発音は“ゲー”、これは“ガンマ” Пп・・・この発音は“ペー”、これは円周率の“パイ” Рр・・・この発音は巻き舌の“エル”、これは空気密度の“ロー” Фф.・・・この発音は“フ”、これは角度などに使っていた“ファイ” もちろん、ロシア文字とギリシャ文字のすべてが対応しているわけでは無く、なんでこんな形になったのだろうと思われるものもあります。例えば、Йй.Цц.Ыы.Лл.Дд.Жж.Яя.Чч.Ии.Бб.Юю.など・・・。 ロシア人女性と結婚したいとのご希望をお持ちの方はもちろん、ご興味をもたれた方もぜひ一度ロシア語の本をお手にとって見てください。今までに見たこともなかった隣国の文字、言語は非常に興味深いものです。ただその文法はこれまた非常に難解でもあります。
ロシア語のアルファベット
ロシア語の文字であるキリル語文字33文字なのですが、アルファベットと言うかどうかはわかりません。大文字と小文字があるのですが、小文字は大文字を小さくしただけで、英語ほどの違いはありません。わずかにEとeが違いますね。
А a (アー) |
Б б (ベー) |
В в (ヴェー) |
Г г (ゲー) |
Д д (デー) |
Е е (イェー) |
Ё ё (ヨー) |
Ж ж (ジェー) |
З з (ゼー) |
И и (イー) |
Й й (イークラトコエ) |
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К к (カー) |
Л л (エル) |
М м (エム) |
Н н (エヌ) |
О о (オー) |
П п (ペー) |
Р р (エル) |
С с (エス) |
Т т (テー) |
У у (ウー) |
Ф ф (エフ) |
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Х х (ハー) |
Ц ц (ツェー) |
Ч ч (チェー) |
Ш ш (シャー) |
Щ щ (シシャー(シチャー)) |
Ъ ъ (トヴョールドゥイズナーク) |
Ы ы (ウイー) |
Ь ь (ミャーフキーズナーク) |
Э э (エー) |
Ю ю (ユー) |
Я я (ヤー) |
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アクセント・発音
日本語の高低アクセントとは異なり、強弱アクセントです。アクセントのある音は長く、強く発音します。 子音Йは通常、母音の後以外には置きませんが、特に外来語では Йокогама(横浜)のように単語の先頭に置くこともあります。 Ёには必ずアクセントがあります。 У以外の母音はアクセントが無いと音が濁ります。アクセントの前後、位置で音は変わるようですが、詳しいことは不明です。
名詞
名詞は、男性、中性、女性の3つの性に分かれ、単・複数があります。 男性名詞(単数)は子音、-й, ьで終わります。 女性名詞は-а, -я, -ьの語尾で終わります。 中性名詞は-о, -е, -мяで終わります。 複数形の場合 男性及び女性名詞は語尾の硬・軟で-ыと-иで終わります。 中性名詞は-аと-яで終わります。
名詞の格
主格、生格、与格、対格、造格、前置格の6種類。数詞とそれに関連する名詞特殊な変化をします。1 は単数主格ですが、2-4 は単数生格、5以上が複数生格をとります。
人称代名詞
単数 複数 一人称 я -私は(I) мы -私達は(we) 二人称 ты -君は(you) вы -貴方は(敬称) вы -貴方達は(you) 三人称 он -彼は(he) она -彼女は(she) оно -それは(it) они -彼らは 彼女らは それらは(they)
動詞(2つに分類される)
完了体(日本語で言えば「食べてしまう」「読み切る」のような1回限りの動作を表します。 不完了体(未完了体ともいう。「食べている」「いつも読む」のように、進行・継続・反復する動作を表します)の、多くの動詞で対になっています。
時制
過去・現在・未来がありますが、完了体動詞は過去と現在(意味的には未来)しかありません。 現在形は主語の人称・数により変化します。 過去形は性・数によって変化します。 未来形は助動詞быть(be動詞に当たるестьの未来形)を付けて表します。 естьは現在形では省略し(例:Я чайка.「私はかもめ」)、存在(…がある…がいる)にのみ用いるのが普通です。(例:У меня есть сын.「私には息子がいる」)。 しかし、(…がない…がいない)と言いたいときにはестьは使わず、否定を表すнетをくわえ、存在を否定する名詞を生格にします。(例:У меня нет сына.「私に息子はいない」)(性格否定) また動詞が変化したものとして形動詞(西欧語の分詞のように形容詞の働きをします)や副動詞(副詞の働き)があります。ся動詞と呼ばれる動詞(語尾に再帰代名詞сяがつきます)はフランス語などの再帰動詞と同様に用いられ、また相互の動作や受動表現にも用いられます。 形容詞形容詞は名詞と同様に性・数・格によって変化し、限定的用法(名詞につく場合)はそれらが一致します。叙述的用法では語尾が短い「短語尾形」も用いられます。
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