沖縄の何気ない風景
沖縄に訪れる観光客は年々増える中、リピーターとして沖縄に再び訪れる観光客も増えています。
その沖縄通な内地の人の話を聞くと「観光名所はほぼ全般的に行ったことあるので今回は地元の人しか知らないスッポトや場所に行ってみたいから教えて」と聞かれたことがあります。
そこで観光案内では紹介されていない風景やスッポトを探し求め散策してみました。マニアックな沖縄の風景をお楽しみください。
東風平町(こちんだちょう)と具志頭村(ぐしかみそん)
那覇の国場十字路から津嘉山方面507号線へと車を走らせ南下して行くと徐々に那覇の栄えた町並みから、ウージ畑に囲まれた昔の沖縄らしいのどかな風景に変わっていきました。 平成18年1月1日から東風平町と具志頭村が合併して生まれ変わった「八重瀬町」です。国道331号と交差する具志頭交差点付近の路地に入ってみました。
安里の集落
農道から奥へ進んでいくと安里という集落がありとても交通量の多い国道507号とは違いとても静かな緑と民家が一体となったのどかな集落です。 十字路が多いのですが信号機が設置されていないかわりにカーブミラーの設置が目立ちました。
赤瓦屋根
鉄筋コンクリートの家が大半立ち並ぶ中、昔から残っている赤瓦屋根の家も何件か残っていました。赤瓦の赤い部分にはシマガーラという成分が含んでおり、これは夏の強烈な陽射しに対し断熱効果があるそうです。 この家の敷地内は大きな木が覆い茂ってるので沖縄の強い日差しをさえぎってくれてとれも涼しそうですね。
島バナナ
こちらの家の庭ではバナナの木にたくさんの実がなっていました。沖縄では昔から島バナナという通常のバナナよりは小さなバナナが栽培されています。特に沖縄のお盆では、この島バナナを木からぶら下がってる大きな房の状態のまま切り取ってそのままお墓や仏壇にお供えします。島バナナは沖縄で根強い需要があるため、本土にはほとんど出回りません。観光客にはパイナップルやマンゴーが人気ですが是非この島バナナも食べてみてください。普通のバナナより柔らかく甘みがあってとても美味しいですよ!
ビールじょ〜ぐ〜
ウチナーンチュ(沖縄人)は酒好きが非常に多いのは有名ですね。そのため写真のようにビールの空き缶がたまり家の倉庫に放置する傾向が多々うかがえます。この家の家主は相当なビールじょ〜ぐ〜なんだと思われます。沖縄では酒好きやビール好きな人を「酒じょ〜ぐ〜」「ビールじょ〜ぐ〜」といいます。
沖縄の植物
沖縄の民家の庭には島バナナの木やパパイヤの木が植えられている家が多く内地から来た人がみたら珍しく思う人は多いでしょう。 そのなかで内地の人もご存知のように代表的な植物がハイビスカスです。沖縄では方言で「アカバナ〜」と呼ばれ多くの民家やいたるところで目にし、県民に広く親しまれています。
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