沖縄の何気ない風景
沖縄に訪れる観光客は年々増える中、リピーターとして沖縄に再び訪れる観光客も増えています。
その沖縄通な内地の人の話を聞くと「観光名所はほぼ全般的に行ったことあるので今回は地元の人しか知らないスッポトや場所に行ってみたいから教えて」と聞かれたことがあります。
そこで観光案内では紹介されていない風景やスッポトを探し求め散策してみました。マニアックな沖縄の風景をお楽しみください。
首里の風景
散策しながら何気に気になった風景や建物などの写真を撮って紹介していきます。何気ない風景ですが少しでも沖縄という風土を感じてもらえると思います。
赤マルソウ通り
沖縄に訪れた観光客が一度は行ったことがあるであろう首里城!その首里城周辺を散策しました。 写真の通りは「赤マルソウ通り」です。昔この通りには有名な味噌や醤油を作る会社があった(現在は糸満市西崎に移転)そうでそのお店の名前が赤マルソウだったことからそのままこの通りの名前にしたそうです。
天然記念物 首里金城の大アカギ
赤マルソウ通りを首里城向けに上ると、国指定「天然記念物 首里金城の大アカギ」へと抜ける入り口が見えてきます。大アカギとは推定樹齢200年以上ともいわれ国の天然記念物に指定さているアカギの大木のことです。かつては首里城周辺にたくさんのアカギが自生していたそうなのですが沖縄戦で焼失してしまい、ここのアカギは奇跡的に戦火をまぬがれたようです。
アカギの群落
入り口を入ってみるとほどなくしてアカギが群落をなしている場所に出ることとなります。そこは沖縄で一番栄えた那覇市にあるとは思えないほどぽっかりと緑が残されている不思議な地点のようにも感じました。それもそのはず、この地点は戦火で焼け残った場所なのですから。
樹齢300年!
奥へ奥へ入って行き少し足場の悪い階段を下りるとありました!6本の大アカギが出迎えてくれます。想像してたよりはるかに大きく迫力があり、沖縄でガジュマル以外の木で、こんなに大きい木は初めて見ました。その中で最大のものは、樹高が10mから15mで幹周が8mあるそうです。 アカギは、タカトウダイ科に属する熱帯性の半落高木で幹の色が赤っぽいところからアカギと呼ばれているそうです。1月から2月頃に黄緑色の小さな花を咲かせるそうなので是非見てみたいです。
那覇の高台に位置する首里
首里城周辺を散策していると、那覇を見下ろす景色が目に飛び込んできます。首里が高台に位置することがわかりますね。 また夜になると沖縄で一番栄えている町並みの夜景が楽しめます。那覇んちゅ(那覇の人)に「夜景がみたい!」と言ってみて下さい。確実ここに案内されることでしょう。
角度のある急な階段
首里は高台に位置するため一歩路地に入ると急な階段や坂道に行き当たることが多いです。その中で階段に面した家が並んでいるためここに住んでいる人達は外に出かけるたんびに階段を上り下りしていることがわかります。 私は学生時代バスケット部に所属していたのですが首里のバスケチームは強豪ばかりでセンス抜群でした。その源は幼少の頃からの階段や坂道の上り下りによって足腰を強くしバスケにも影響しているんだな〜。と?勝手に納得するほどでした。
首里金城を管轄する郵便局員さん
民家の間を通り抜ける急な階段をつまづかないようにゆっくり下りながら写真を撮っていると、前方から慌しく駆け上ってくる郵便局員さんに遭遇しました。息を荒くしながら「こんにちわー!」と汗びっしょりで民家の路地に入っていきました。この時期は12月中旬と肌寒い季節だったのですが、これが夏と考えるとここの管轄を担当している郵便局員さんや新聞配達の人達は大変だな〜!と思いました。
金城町石畳道
赤マルソウ通りは、日本の道百選にも選ばれた石畳道にも入ることができます。かろうじて戦火をまぬがれた約300mの石畳が琉球王朝時代からの面影をとどめている中、道沿いには昔ながらの赤瓦屋根が立ち並んでいます。 NHK「ちゅらさん」にでてくる那覇の古波蔵家はこの辺り。写真にある村屋では休憩もできるので日本の道百選を味わいながらの一服は最高ですよ。
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